初めての・・お泊り出逢ってもうすぐ・・二ヶ月になるなぁ・・・という時期に 彼と旅行することになった。 お互い・・一緒にいたいと願う気持ちはありながら・・ どこかギクシャクしてたような気がする。 それは その時、今ほどの安心感も信頼も無かった、 いや・・確信が持てなかったのだろう。 当時の日記が手元にあるから抜粋しようかと 読み返したら・・恥ずかしいったらありゃしないわ。 でも、読んでて 帰り際の切なさが・・よみがえってしまった。 お互い言葉を口にしないで・・繋ぐ手の力が お別れ場所に近づくにつれ・・だんだんと強くなっていった。 少しでも口を開くと涙が溢れそうで・・ きつく・・唇をかみ締めてた。 これで会えなくなるわけじゃないのに・・ この世の別れのような気持ちになって・・ 楽しい時間が余りにも早く過ぎていくのに耐えられない感情。 ☆ 当時の日記より ☆ 「夕飯どうする?」と聞かれて・・ 「食べる間はもう少し一緒にいられるから食べる」と答えた。 胸がいっぱいなのか・・お腹がいっぱいなのか・・ 注文したものを半分も 食べられない。 彼もゆっくりとコ-ヒ-を口にしてる。 彼の「行こうか・・」で重い腰を上げた。 |